歳をとったので昔話

まだ学生だった頃、MTGが流行りだして地域で初めてのカードショップができた
たしかストロングホールドが出たばかり位のころかな
昔は沢山有った中古ゲームショップがMTG専門店を近くに出してくれた

当時はまだレアカードのマークとか無かったし、ブースターの中のレアとかアンコモンの枚数とか位置がきまってるってのも知らなかった
ネット環境も当然にないのでレアカードがどれなのかを知るのはお店のシングルカード販売用のバインダーを見るしかなかったので、その金額でレアとか強いとかを判断していた

そんなバインダーを置いているだけのゲームショップが専門店を出してくれたのが嬉しくて毎日通ってた

学生だったのでお金がない
お昼ご飯代を節約して2日に1パック買うような感じでレアカードをシングルで買うなんて夢のまた夢

そんな貧乏学生の強い味方がコモン箱だった
どこにでもある適当にカードが入った箱から選んで1枚10円だか20円で買うやつ

お金と知識は無いけど時間と情熱は有った
一生懸命にテキストを読んだり本で見たことがあるイラストを覚えていて外国語で読めなくても本に載っているくらいなら強いカードだろうって選ぶ
あとはリバイズドとかそれ以前の古そうなカードとか

ここからがクソショップ
ふと思い出してこれ書いてるけど本当にクソ

一生懸命選んだカードをレジに持って行くと店長が選別する

これは間違って入ってたからダメ
これは実は高いからダメって

よさそうなカードを抜かれた残りを売ってくれる

どう考えてもクソだろ
でも当時は大人しいオタク学生で何も言えなかった…

オタクとか大人しそうな若者にイキリ散らしてた店長元気かな

お店は当然もう無い
多分アポカリプスとかあの辺のMTG売上低迷期に潰れたのかな


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